リシン外壁 クラック補修と塗装
2023/03/09
リシン外壁のクラック補修に関してです。
リシン外壁は、非常に多くの外壁で使われている塗装方法です。 ただ、劣化は少し早い目ですので、早めの塗装がベストだと思います。
また、リシン外壁と言っても、昔ながらのリシンと、ソフトリシンと言われる弾性系のリシンがあります。 それらの種類によって塗り替え時は塗料も選ぶ必要はあると思います。
ただ、リシン外壁のクラック補修に関しては、どちらも同じで、当社の場合は、ヘアクラックと言われる非常に細いクラックの場合は、フィーラーの刷り込み、コーキングの刷り込みなどで対応しております。 大き目の場合は、無収縮のエポキシ樹脂を注入する方法か、クラックが開いている状態(太い)場合は、コーキングをできる限り充填して、表面にフィーラーを塗布する方法で行っています。
クラック補修に関しては、業者の考え方も色々とありますので、なかなか正解はどれとはいいがたいとは思います。
当社の場合は、出来る限り、塗装後にクラックが広がりにくく、またコーキングの可塑剤によって補修後は目立ちにくいという事を考えて補修しています。
今では、ノンブリード型のコーキングもあって、可塑剤での汚れが目立ちにくいとは言われていますが、今までの経験でもコーキングそのままの場合は、年数によって目立ってくる事も多いのでフィーラー処理を行っています。 フィーラーはセメント系で、汚れが目立ちにくいという事があります。
また、VカットやUカットというクラックを電動サンダーで広げて処理する方法は、大きなRCの建物などではお薦めですが、一般的な戸建て住宅の場合はモルタルの厚みを考えるとお薦め出来ない部分もありますので、そのようなクラック補修を行っています。
最後になりましたが、塗り替えの場合、リシン外壁そのものの劣化が酷く、吸い込みの多い状態の場合は、浸透性のシーラーを塗装した後で、ブラン性フィーラーの塗装になります。 もっとも状態が悪くなると、セメント系のフィーラーで下地を固めるという事が必要になってきます。。
塗り替え時にそのような工程が必要になるので、出来るだけ早めにリシン外壁の状態が悪くなる前に塗装を行った方が、工事費用も下げれるという事になると思います。
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