屋根塗装 トタン屋根の塗装の方法

屋根塗装の中でもトタン屋根の塗装に関して書かせてもらいます。

 

トタン屋根は、外壁塗装工事の場合は鉄部塗装という感じで書かれる事もあると思います。

屋根塗装の中でも、塗装が必要な屋根の一つだと思います。

 

戸建て住宅の屋根では今はスレート瓦と言われる、カラーベスト、コロニアルなどになりますが、これらの屋根の塗装で最大の塗装理由は美観と言われています。

確かに、これらの屋根に関して書きますと、下手な塗装をすると、余計に剥がれ、捲れなども起きますし、縁切やタスペーサー挿入を行わないと雨漏りの原因を作る事もありますし、塗装が悪くなって即雨漏りという事は考えにくい部分もあります。。

 

しかし、トタン屋根に関しては、鉄という事で錆は必ず発生します。　錆を放置していると、どんどんと広がって、穴が空いたり、それこそ雨漏りの原因を作ります。

 

トタン屋根の塗装は基本、早めに塗装を行うのがお薦めではありますが、まずは、下地の掃除を行い、劣化している塗膜の除去、活膜（生きている塗膜）は表面を目荒らしする事が重要です。

 

後は塗料なのですが、考え方も色々とは思いますが、トタンの屋根の塗装を行おうと考える段階は、当然　錆が出ていたりするので、下塗りはキッチリと行うべきだと思います。

 

当社の場合は、下地の密着する力の信用度を考えてエポキシ樹脂の錆止めを使います。

その上、溶剤型の塗料を使うのがベストだと思います。　今では、水性の鉄部に塗装出来る塗料も販売されていますが、水性の塗料は塗膜が厚く、逆に部分的に劣化する事で、よりトタン屋根自身に悪影響が出るパターンもあると思います。

 

実際、水性塗料で塗装されたトタン屋根の再塗装は、非常に状態が悪くなっていますので。。

 

屋根塗装と言いましても、このトタン屋根のような屋根からスレート屋根、セメント屋根などもあり、それぞれ仕様も変わってきます。　　ただ、３０年以上塗装業をしている私の感覚では、いくら塗料の進化があるとは言え、水性塗料での屋根塗装はお薦め出来ないのでは？と思っています。