外壁塗装の塗料は、シリコンで十分？

外壁塗装はシリコン樹脂で十分？・・・Googleで外壁塗装に関して、色々と確認していたのですが、このシリコンで十分というような検索をされている方が多いようですので、少し塗装業者として書かせてもらいます。

 

この外壁塗装はシリコンで十分というのは、ある意味　正解でもあり、考え方で色々とあるような気もします。

 

そもそも、シリコンで十分？という？が付くのと、つかないではニュアンスは違いますしね。。笑

 

私が、思うには、１０年ほど前までは外壁塗装ではウレタン樹脂での塗装を行うのが一般的だったと思います。　塗料の進化もありますし、より耐候性の事を考えて、今ではシリコン樹脂は最も使われている塗料と考えて間違いはないと思います。

 

多く使われているという事は、材料メーカーでも製造量が多いという事もあって、よりお得感はあると考えて間違いはないと思います。　　ただ、今ではフッ素樹脂に関しても価格はメーカーによって安かったりしますので、選択も可能ではあります。

 

耐候性で考えますと、塗料メーカーによって若干の年数は違いますが、シリコン樹脂の場合は、13年から16年という書かれ方をしています。　ウレタン樹脂よりも3年程度は耐候性が良いと考えて良いです。　　ちなみにフッ素樹脂は、シリコン樹脂よりも４～６年の耐候年数という事もあります。

 

ただ、塗装業者として書かせて頂くと、外壁塗装は塗料だけでなく、窯業系サイディング材の場合は、目地のシーリングの劣化なども考える必要がありますし、モルタル外壁だとクラックの問題もあります。

 

シーリング材も耐候年数が長い物も出てきていますので、フッ素樹脂などを使う場合は、シーリング材も耐候年数の長い物を使う方が良いとは思います。

 

それでも、シーリングに関しては日の当たりなどもあり、劣化が早いところも出てきますので、外壁部分のみ耐候性が良くても、あまり意味がないというパターンもあります。

 

その為、現在の外壁の状態、シーリングの劣化具合と総合的に考えて外壁塗装の塗料を選択するというのも重要な気がします。　　

 

RC造、ALC造などの場合は、そもそもクラックも少ないとか、ALCの目地をシーリングを再度するというようなパターンの場合は、フッ素樹脂などの選択も十分ありだと思います。

 

１５年サイクル位で、外壁塗装などをお考えであれば、私的には、シリコン樹脂での外壁塗装が結果的にはコストパフォーマンスが良いとは思います。

 

但し、最も重要なのは、良い塗料、耐候性の良い物を使ったとしても、キッチリとメーカー基準の希釈とか、塗装回数を守るとか、基本的な塗装をしっかりと行うのが重要ですし、下地処理に関しても適切に行うのが重要になってきます。。

 

塗装業者の私が書くのは変ですが、業者の中には、下地処理を適切にしない、メーカーの基準、塗装の基本を守るという事をせずに、高価な耐久性の高い塗料を勧めてくる業者は非常に問題ありだとは思います。

 

まぁ、塗装業者で、ここまで色々と説明する業者も少ないとは思いますけどね。。

 

当社のメインブログでは、外壁塗装、塗装に関して実際に塗装職人として今では作業を行っている私自身が思う事を色々と書かせて頂いていますので、気になる方はぜひ、ご確認、お願いいたします。

 

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最後になりましたが、当社の外壁塗装工事で最も多く使われているのはシリコン樹脂で、最近はフッソ樹脂も多くはなっています。　フッ素樹脂でも当社が使っているアステックペイントは他社よりもお得感のある価格だったりするからかも知れません。

 

また、フッ素樹脂を塗装しても、作業代金は変わる事は無く、塗料の価格がプラスされる感じだからだと思います。

 

それと、外壁塗装の事を書いているブログ、HPの中にはラジカル塗料とか書かれていますが、そもそもラジカル塗料というのは間違いで、ラジカル抑制塗料という事です。　ようは、劣化しずらいという事で間違いはないです。　　それと、ラジカル抑制は、樹脂の問題ではありませんので、ラジカル抑制シリコン樹脂、ラジカル抑制フッ素樹脂などがあります。　　当社が使っているのは、シリコン樹脂でも、フッ素樹脂でもラジカル抑制になりますので・・・

 

外壁塗装に関わらず、塗料や塗装に関してのご質問、お問い合わせも宜しくお願いいたします。