屋根塗装と外壁塗装の同時施工のメリットとデメリット

屋根塗装、外壁塗装を同時に行う場合のメリット、デメリットに関しての話題です。

 

屋根塗装は、色々な考え方もありますが、屋根の表面は、そもそも塗装をされているので、塗り替えを行う事で、屋根材の保護、耐久性アップが考えられます。

 

それに、屋根塗装を行う事で、屋根部分の不具合の補修、修理も可能という事もありますので、塗装業者としては、美観目的であっても屋根塗装を行う事はお薦めではあります。

 

 

ただ、スレート板瓦と言われる、カラーベスト、コロニアルの屋根の場合、アスベストが含有されている物、含有されていない物で、随分とその状態が違う場合も多いです。　（特にアスベスト含有が禁止になってからの数年間の物）

 

ですので、キッチリと調べて塗装可能か、どうかを確認する必要があります。

それと、何度でも塗装が可能か？と言いますと、それも微妙な問題だったりします。　

 

当然、塗装の仕方が問題になりますが、３回目、4回目の塗装となると、細かいチェックが必要だったり、屋根材の下に敷かれているルーフィング材の劣化も問題になるので、カバー工法などがお勧めというパターンになる事もあります。

 

そのように考えると、屋根塗装は、それなりに知識のある職人、業者の確認が重要だとは思います。

 

 

少し話がそれましたが、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリットとしては、仮設工事が1回で済むという事です。　

 

たまに、屋根塗装なら足場無しで可能というような業者もあるようですが、そもそも下地処理の高圧洗浄は屋根塗装で足場がない場合はキッチリとは出来ていない可能性が大きいです。　

 

外壁塗装も屋根塗装もやはり下地が重要ですので、塗装後の５年、１０年を考えると足場無しでの屋根塗装は非常にお勧め出来ません。

 

デメリットとしては同時に作業する事で工事期間が延びるという問題です。　家の大きさにもよりますが、同時施工の場合は、１０日から2週間はかかると思います。

 

ただ、同時だからこそ、屋根塗装の1工程目が終わっての乾燥期間に外壁塗装を行うというような流れも可能ですので、別々に工事を行う時よりもトータルでは工事期間は短くなると思います。

 

当然、工事価格の問題もあるとは思いますが、屋根の状態の確認後、塗装が必要な場合は、外壁塗装、屋根塗装は同時施工がお勧めです。

 

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