錆止め塗装の色、回数に関して

錆止め塗装の色、塗料の種類、塗装の回数などについて書いてみます。

錆止め塗料の色は、その昔（私が塗装屋になった頃）は、赤錆色、錆色が普通で、特別な塗料以外は、その2種類という感じでした。

プラント塗装や、鉄鋼の塗装の場合は、公共工事などもですが、錆止めを2回塗装するのが標準の仕様の為、1回目と2回目の色を変えるというのが普通です。

ただ、錆止めも今では変性エポキシ樹脂錆止めが種類になってきていて、それらは、今までの色以外に黒錆、白錆、グレーなども出てきています。

建築塗装の場合は、塗装回数から考えても、少しでも色の止まりが良いように、上塗りが白っぽい色の場合は、白色の錆止めを使うのが主流になってきています。

当社の場合も、白系の場合は白錆、茶色などの塗装の場合は黒色の錆止めを塗装しています。

また、塗装回数に関しては、最初に書いたように、建築塗装の一般的な仕様は1回塗りになります。　　ただ、状態が悪い場合は、2回塗装する事も十分にあります。

まぁ、濃さを変えるという事も作業的にありではありますが、あまり1回で濃い塗料を塗装するのが凸凹も出ますし、仕上がりが悪くなるという事もあります。

塗料も昔からすると、進化してきていて、それこそ昔は、油性ペイントなどは乾きも悪く、塗り重ねると、前回の塗装した部分がわいてきてぐちゃぐちゃになる事もよくありました。

今では、硬化するタイプの塗料が主流ですので、そんな事は少なくなりましたけどね。。

後は、錆止めも上塗りも1液型、2液型があります。　　個人的には、やはり2液型の塗料の方が密着もよく、耐久性もあると思っています。

作業性が良いのは1液型ですが、未だに、全ての塗料が1液になっているのではなく、むしろ塗料の価格が高いのが2液型という事を考えると、2液性の塗料の方が良いという感じがしてなりませんけどね。。

塗装工事は同じように見えても、このように材料の選定から違う事もあります。

当社の場合は、2液性塗料ですが、1液性の塗料を使う業者はやはり多そうです。

価格もですが、耐久性、密着度も違うのですけどね・・

まぁ、一般の施主様に全く分からない、ある意味　自己満足の世界かもしれませんけど。。（笑）